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IR情報

個人投資家の皆様へ

代表取締役社長 別宮 圭一

トップインタビュー

レコードブックを入口として、全てのステージで
健康寿命延伸ソリューションを展開していきます

代表取締役社長 別宮 圭一

当期の総括をお願いします。

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
 当社グループの2023年3月期の概況についてご報告申しあげます。
 レコードブック事業では、コロナ禍で長期間の自粛生活を余儀なくされた高齢者の筋力や免疫力の低下を防ぐために、運動習慣の重要性への理解が浸透したことから、感染拡大の波の影響を受けながらも既存店舗の利用者数は回復基調で推移し、当期末には過去最高を更新いたしました。また、フランチャイズの新規出店を継続し、総店舗数は前期比で増加し、売上高、利益ともに前期比で増加いたしました。
 また、ケアサプライ事業及び在宅サービス事業では、当期実行したM&Aの効果により増収となりました。
 費用面では、アフターコロナを見据えた経済活動の正常化に伴い、当社においても通常の事業活動の再開やDX推進などの将来投資に加え、M&A関連費用などが一時的に増加した結果、2023年3月期の連結売上高は44.6億円、連結営業利益は0.9億円となりました。

売上高
売上高
営業利益
営業利益
当期純利益
当期純利益
ヘルスケアソリューション事業 / 在宅サービス事業

当期に実施した2件のM&Aについて教えてください。

 2022年10月に、広島県にて住宅リフォームを専業に行う正光技建を子会社化しました。同じく福祉用具のレンタルや住宅リフォーム事業を中国地方で展開している連結子会社のフルケアとのノウハウや顧客基盤の共有などにより、両社のサービス品質向上、収益力強化を進めます。全国のレコードブックの顧客基盤を活用し、安全な住環境の提案を通して、レコードブックの非滞在時間も含めた利用者一人ひとりの生活全般をサポートするサービスの展開を推進してまいります。
 また、当社グループがこれまで培ってきた中重度要介護者向け介護のノウハウを活用し、顧客基盤を拡大するための新しい挑戦として、2022年12月には、連結子会社のカンケイ舎において、株式会社合の家が運営していた住宅型有料老人ホーム2棟を譲受け、新たに施設介護事業を開始しております。将来的にあらゆる介護ステージの利用者に対する健康寿命延伸に寄与することを目指してまいります。

2024年3月期の見通しについて教えてください。

 次期の業績予想につきましては、当期に実施したM&Aが通期で利益貢献することや、新型コロナウイルス感染拡大の波の影響が季節性インフルエンザと同等となる前提のもとに算出し、増収増益を見込んでいます。
 レコードブック事業は、既存店舗については緩やかな回復を見込んでおります。また、コロナ禍で鈍化していた既存加盟店の増店を強化することで新規出店のペースを再加速させ、さらなる成長を目指してまいります。
 Webソリューション事業では、当期に堅調だった仕事と介護の両立支援や新規案件の受注が進んだメディカルソリューションを中心に受注拡大を目指してまいります。
 ケアサプライ事業及び在宅サービス事業では、各サービスについては緩やかな回復を見込んでおり、当期に実施したM&Aが通期で利益貢献することにより、大幅な増収増益となる見込みです。
 株主の皆様におかれましては、今後ともご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2024年3月期 業績見通し
売上高

5,022百万円

営業利益

172百万円

当期純利益

106百万円